青汁王子こと三崎優太氏のマーケティングが天才的で勉強になった!森友学園問題なども合わせて解説

どうも、光成です。

最近SNSで話題になっている青汁王子こと三崎優太氏が
YouTubeで動画を出していましたね。

簡単に内容を要約したら、

  • 脱税するつもりはなかった
  • 国税局の調査について
  • 週刊誌へのリーク
  • 国税庁長官の佐川氏について
  • 森友学園問題

などを話していました。

で、結論から言うと、

「佐川氏は罪に問うべきだ!」

という内容なんですが、
青汁王子こと三崎優太氏は、
この動画の為にストーリーを作って
マーケティングを仕掛けました。

その結果、Twitterのフォロワーが、

2万→70万

程に増えています。

最強すぎますね。笑

というわけで今日は、
青汁王子こと三崎優太氏が仕掛けたマーケティングを簡単に解説しようかなと思います。

と、ついでに森本学園事件についてや、
佐川氏についても話そうかと思います。

目次

青汁王子こと三崎優太氏とは?

そもそも青汁王子って誰やねんって人もいると思われるので軽く説明しますと、
株式会社メディアハーツを立ち上げた実業家で青汁を販売していました。

で、写真の通りイケメンなので、

「青汁王子」

と、呼ばれるようになったわけですね。

しかし、2019年の2月12日に架空の広告宣伝費を計上して、
2年分で約1億8千万円の所得を隠し、
法人税の支払いを免れた疑いで逮捕されました。

要は”脱税”ですね。


保釈後に焼き鳥屋をやったり、
SNSでEDになった動画やうつの診断書を出したりして、
注目を浴びたことで、TwitterなどのSNSのフォロワーが爆増します。


そして、先日、動画がUPされました。
(現在は動画が削除されてます)

現在脱税した分の金額1億8000万を
配布するキャンペーンもしていますね。

それで、めちゃくちゃフォロワーが増えています。

動画では「佐川氏を許すな!」と言ってますね。



この動画には大衆扇動をするテクニックがめちゃくちゃ使われているし、
もっと言えば、ここに来るまでの三崎優太氏の奇行が全て、
”マーケティングの一貫”だったので、
今日はそれを話そうかなと。

ビジネスをする身としては普通に勉強になります。

で、なんでこんなことを三崎優太氏がしているのかと言うと、

「自分は脱税で逮捕されたことに対して納得していない」

ということからだったみたいですね。

まぁ、14億納税して、
約2億で逮捕されちゃ溜まったもんじゃないですよね。

森友学園問題とは?

動画では、青汁王子は森友学園問題について話していますので、
軽く説明しますね。

1950年から幼稚園を運営していた学校法人森友学園が、
「瑞穂の國記念小学院(みづほのくにきねんしょうがくいん)」という小学校を創ることにしました。


そして、2016年に大阪府豊中市で国有地を買おうとしたのです。

国有地の価格は元々「10億円以上」だったのですが、
地下3Mまでゴミが埋まっていて土が汚染されているという理由で、
国に9億5600万円までに値下げしてもらいました。

しかし、ゴミが溜まっているから、
この価格では買う事はできない。

もっと値下げして欲しい。
ということで、「1億3400万」まで下がったみたいです。



ただ、ゴミがあるからという理由で値下げしてもらったらしいですが、
実際にそこにゴミがあるかどうかは確認しているわけではないみたいです。

つまり、何故こんな値下げされるの?というのが1つ目の大きな問題です。


そして、補助金詐欺問題もあったらしく、
森友学園は小学校を作る時の工事費を、

  1. 大阪府私立学校審議会に7億5600万円と提出
  2. 国土交通省に、23億8464万円と提出
  3. 施工業者は大阪府建築振興課に15億5520万円とする契約書を提出

このような形で提出します。



しかし、同じ工事なのに提出先で金額が全然違うわけです。

何故、国土交通省の提出金額が多いのかと言うと、
”補助金目当て”ではないかと言われているみたいです。


そして、動画で青汁王子が言っている、

「公文書改ざん問題」

があったのです。

これはどういうことかと言うと、
財務省が参議院に森友学園の決裁文書のコピーを提出していたのですが、
その内容を大きく書き換えていたとのことです。



そして、この森友学園問題での公文書改ざんを指示していたのが、
当時、国税庁長官だった”佐川宣寿”さんだったのです。

青汁王子の脱税事件は、
佐川氏が国税庁長官の時に摘発され逮捕。

そして有罪判決を受けました。

要は、

「佐川氏は公文書を改ざんして自分の私利私欲の為に法を犯しているのに、何故、たったわずか1億8000万の金額を払っていない僕が罪に囚われるんだ?」

ということを、
青汁王子は言いたいわけですね。

青汁王子の場合は14億は納税しているので、
1億8000万なんて脱税しないわ!ふざけるな!
お前(佐川氏)は犯罪者じゃないか!

ということです。



しかも、佐川氏の指示によって改ざんを押し付けられた役員が、
病んでしまって自殺までしてしまったみたいです。

しかし、佐川氏は罪に囚われないのです。

それが本当に許せないということが、
今回の青汁王子の言っていることです。

青汁王子こと三崎優太氏のマーケティング

今回、青汁王子のやりたいことはわかったと思います。

佐川氏に罪を償わせるということを目的としています。



そして、この目的を達成する為に、
様々なマーケティングを仕掛けて沢山の人に発信出来るように
フォロワーを増やしています。

で、色々なことをしていますが、
大きく分けて3つ説明しようかなと思います。

  1. ストーリーを作っている
  2. 対立構造を作っている
  3. あなた(情報受信者)も被害者だと問題提起している

主にこの3つについて話そうかなと思います。

これから情報発信などでビジネスするなら、
知っておいた方がいいやり方です。

ナチス・ドイツのヒトラーなどもやっている手法ですよ。

ストーリーを作っている

青汁王子は今回の動画を出す為に、

「沢山の人に注目して欲しかった」

と、言っています。


そして、動画(商品)を出すまでの間に、

「ストーリー」

を、上手く使っているのですよね。


まず、元々は130億も稼ぐ実業家として生きていたのに、
一気にどん底に堕ちて4億の借金が残り、
犯罪者として世間には笑われ、
わかりやすく天国から地獄の世界観を作りました。

自由にお金を使って楽しい生活だったのが、
一気にどん底人生という世界観です。

しかし、「これから絶対に再起してやるぞ!」と、
復活する意思を見せて、
焼き鳥屋でバイトを始めます。

本当にイケメンですね。笑

そして、焼き鳥屋でバイトしている時に、
出資の話しが来ます。

しかし、出資の話は結局なしに。

少しずつ、「可哀想な自分」というキャラを作っていますね。

ただ、そんな青汁王子にも彼女が出来ます!

悲惨な人生を送る青汁王子にも、
彼女が出来て少しずつ上向きになるのでは?
という雰囲気が出てきましたね。

しかし、結局彼女ともうまくいかなくなってきます。

こうして大切な彼女の為にいわゆる”非モテコミット”を繰り返すわけなんですが、
その大切な彼女から結局振られてしまいました。

そして、彼女との思い出を燃やします。

僕はこのあたりから、

「あれ?これマーケティングだろ?」

と思い始めました。笑

だってあまりにキチガイじみてたので。笑

そして、この後に女装をしたり、
ホストになったりするのですが、
苦労しているがよくなってきたと思ったら、
一気にまた落ちぶれてしまったりするストーリーを作っているのですよね。

天国と地獄の表現をうまくしています。



さらに奇抜なことも色々と行っていたので、
沢山の人に「キモイ!」と思われるようになりました。

これは言い方を変えれば、

「めちゃくちゃ感情を動かしている」

わけです。



なので、沢山の人からRTされたりしてどんどん拡散されて、
フォロワーが増えるようになっています。

この時青汁王子をフォローした人は、

「うわーめっちゃキモいけどちょっと気になる」

という感じでフォローしたと思います。

怖いもの見たさ・・・みたいなニュアンスですね。



このように、自分が出したい商品の売上を最大化する為に
ストーリーを作って”商品の価値を上げている”わけです。

「今までの全てのキモい行動は、この為だったのか!」

と、青汁王子を最終的に応援しようと思った人は多いと思います。

それは、ストーリーを作っているからなんですよ。

このように、商品の価値を高める為の
ストーリーを作っているのが1つのポイントですね。

対立構造を作っている

青汁王子は「自分VS国」というような対立構造を作っています。

これって凄く重要で、
大衆に行動してもらう為には、

「正義と悪を明確にする」

ということが大切になってきます。

「僕は○○な目にあったし、他にも被害に合っている人がいる。だから、僕が国民代表として悪を倒します!」

みたいなニュアンスの話をしていますよね。

これは、佐川氏というわかりやすい敵を作って、
敵に抗うべきだと言っているのですよ。

例えば動画では、

「佐川氏は自分の私利私欲の為に国民を騙している」

という話をしていますね。

このように、敵を作ることで、

「あいつが悪いのか!なんてやつだ!倒さないといけない!」

というような共通の敵を作るわけです。



そして、結果的には青汁王子の味方になる人が増えるということですね。

じゃあ、ビジネスの世界だとどういう対立構造が多いか?

よく見られるのが「自分VS会社」ですよね。

「会社は僕らから自由な時間を奪っている!そんなのでいいのか?僕らは自由になるべきだ!」

みたいな感じです。

見たことありません?笑

これも、わかりやすい敵を作って
行動してもらうためのものです。

このように、自分のお客さんにわかりやすく、

「敵はあいつだよ!一緒に倒す為に行動しよう!」

と、明確化することによって、
敵だと思った人は自分が敵から開放されるために行動するわけです。

ヒトラーで言えば、ユダヤ人を敵として対立構造を作りました。

ワンピースなら「海軍VS海賊」でエースを助ける頂上戦争です。笑

このように、対立構造を作ることで、
自分が正義だと思うほうに感情移入するようになります。

僕も青汁王子の話しを聞いた時は、

「佐川氏・・・なんてやつだ!」

と、思いましたからね。

情報受信者も被害者だと問題提起している

対立構造を作っていると話しましたが、
敵が明確になっていても、
自分に被害がないなら誰も行動しません。

そこで青汁王子がやっているのは、
あなたも被害にあっていると問題提起していることです。

「佐川氏は国民を騙している、つまりあなたも被害者だ」

というメッセージが動画の中には込められていますよね。

人間は自分に損があることや、
マイナスになることを回避しようとする習性があります。

例えば、デブに「太ったらかっこよくなるよ」と言うより、
「痩せなきゃ死ぬよ」と言う方がダイエットするわけです。

自分に起きる可能性がある不幸は回避しようとするのですね。

なので、問題提起して、
解決策を提示することで、
不幸を回避しようと行動するわけです。

今回の場合だと、1億8000万配布キャンペーンでしかないですが。

ただ、対立構造を作って
僕らも被害者だと言うことで、
青汁王子をTwitterで知った方は
佐川氏が悪者に見えるでしょう。

僕も見えます。笑

青汁王子こと三崎優太氏のマーケティングが天才的で勉強になった

今回の青汁王子の奇抜な行動からのマーケティングは、
本当に勉強になるなーと思いました。

さすが130億の会社を作った方だと思いましたよ。

と、僕もビジネスをする時は、
上記のストーリー作りや
対立構造を作るのはかなり意識しています。

これからはストーリーがめちゃくちゃ大事になってくるので、
ストーリー作りは出来るようになるべきですね。

後は、個人的には本当に応援しているので、
三崎優太氏には頑張ってもらいたいと思います。

多分、これからも色々なことを行うと思いますが、
普通に勉強になるので、
是非これからもチェックしてみてください。

最後に

今日は青汁王子のキチガイじみた行動が、
実はマーケティングであり、
そのマーケティングがめちゃくちゃ勉強になるという話をしました。

ストーリー作りから何やらなにまで勉強になると思います。

今後も注目ですね。

色々と僕も参考にしていこうと思います。

それで以上です。

では

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