早稲田の「武道家」という不味い家系ラーメン屋が繁盛している理由を考察してみた

どうも、光成です。

先日、早稲田の「武道家」というラーメン屋をたまたま見つけて入ってみました。

僕の大好きな家系ラーメンで、
THEこってりという感じの店でした。

家系ラーメン本当に好きなんですよね。笑

渋谷に住んでいた頃は何度も行っていましたし、
海苔をスープに付けてご飯を巻いて食べたら絶品すぎます。

あの素晴らしさが分かる人とは仲良くなれますね。

が、しかし、この武道家というラーメン屋の家系ラーメンは全然美味しくなかったです。
(個人の感想です)

むしろ不味い…

けど、実はこの武道家というラーメン屋は、
早稲田ではかなり有名らしく、日頃から行列が出来るほどの人気店みたいです。

で、今回は、なぜ1ミリも美味しくないのに人気なのか?を
ビジネス視点で考えてみたので話していきますね。

目次

早稲田の有名家系ラーメン「武道家」に行くことになった経緯

大好きなジェイソンステイサムのようなバッキバキの肉体になりたいと思い、
筋トレを普段から頑張っているのでラーメンを食べないようにしているのですが、
ある日、僕は目の前に見つけてしまいました。

黒いのれんの向こう側で美味しそうにラーメンをすする人々と、
そのラーメンを食べようと並んでいる人達を。

これが「武道家」との出会いです。

早稲田の駅前に鎮座している武道家は、
いつも通る度に沢山の行列が出来ています。

そして、少しずつ思うようになりました。

「なんで、あの店はあんなに行列が出来ているんだろう…そんなに美味いのか?」

見る度に行列が出来ているので、
僕は少しずつ武道家の味が気になるようになりました。

というのも、僕は生粋の家系ラーメン愛好家なのです。

ラーメンと言えば、醤油や塩や味噌ではありません。

「絶対に家系とんこつ」

と、言えるくらい家系ラーメンを愛しています。

渋谷に住んでいた頃は、何度も家系ラーメンに足を運びました。

他にもラーメン屋が沢山ある中、
僕は一切の浮気をせずに、1つの家系ラーメンに何度も足を運んだのです。

なぜ、そこまで家系ラーメンに通ったのか?

先ほども言ったとおり「愛しているから」というのは、もう言うまでもないでしょうw

それ以上でもそれ以下でもありません。

だから、初めて武道家を見つけた時は、
どうしても食べてみたいと思ったのです。

ジェイソンステイサムへの道からは少し離れることを決めました。笑

しかし、武道家は大量の早稲田学生によって長蛇の列が出来ています。

軽く30分は並ぶのではないか?というくらい、
人の行列が出来ているのです。

ちょっとしたディズニーランドより並ぶでしょう。

そこまでして食べたいとは思っていなかったので、
普段から通りかかることがあってもスルーしていました。

しかし、のれんがバサバサ揺れるほどに風が強く、ブルブル震えるほどに肌寒い日。

僕は彼女と武道家の前を通ってみると、
なんと奇跡的にすぐ入れる状況でした。

しかも、適度に寒くてラーメンを食べるには最高の環境。

「このチャンスを逃すわけにはいかない!」

そう思った僕は油ものが少し苦手な彼女と一緒に武道家に入りました。

「食べないなら帰れ!」

そう言ってしまうほど、
この時は彼女より武道家を優先していました。

そして、僕はスペシャル全部乗せラーメンを注文し、(確かそんな名前)
彼女はノーマルのラーメンを頼みました。

家系ラーメンには必ずラー油と胡椒を掛けて食べるのですが、
武道家は初体験だったので、まずはそのまま熱々のスープを口に運びます。

「・・・ん?」

僕は違和感を感じました。

しかし、次のステージに進みます。

家系ラーメンと言えば白米とのスープコンボです。

白米にスープをれんげ一杯分掛けて、
スープに浸した海苔をご飯に巻いて食べるというステージです。

これが最強に美味い!この味を知らない人は人生を損しているでしょう。

そして、ホクホクと湯気を出し、
口が閉じれなくなるほど熱くなったご飯にラーメンの汁を掛け、
スープにどっぷり浸けた海苔を巻いて食べます。

しかし、ここでも違和感を感じました。

「・・・なんだろう。普段とは違う家系ラーメンだな」

と、僕は思い始めていました。

そして、ラーメンを完食し、
僕の胃袋は満腹になり、満足感と幸せを感じていました。

しかし、どこか引っかかります。

どうしても、食べている時から違和感を感じていたのです。

渋谷で普段から行っていた家系ラーメンとは大分違うからか、
かなりの違和感でした。

でも、もしかしたら自分だけかも知れません。

なので、食べ終わった彼女に店の外で聞いてみました。

僕「あのさ・・・なんか武道家のラーメンって…」

僕「まずくね?笑」

そうなんです。シンプルにまずかったのです。笑

そして彼女も「不味い」と言っていました。

武道家のラーメンは家系ラーメンの味を究極に濃くしているので、
ただただ「しょっぱいスープ」なのです。

ご飯があれば、まだいいですが、
とてもじゃないけどラーメン単品で食べるような味の濃さではありません。

言ってしまえば、調味料を掛けすぎて失敗したご飯です。

めっちゃディスりますが、それだけ不味かったです。

そして、後日、武道家の斜め向かいにある、
海老からダシを取っているという家系ラーメンに行ってみました。

見た目は渋谷の家系ラーメン屋と同じです。

そして、僕はオーソドックスな家系ラーメンを食べてみました。

すると…やっぱり美味しい。

なぜ、こちらの店ではなく、武道家があれほどまでに繁盛しているのか?

僕には全くわからないけど、確実に武道家よりは美味い。

ただ、もしかしたら、僕と彼女が好みじゃなかっただけで、
他の人は好きなのかも知れないです。

まだ、僕らの好みだけで決めるのは早すぎます。

なので、近所の美容院で、僕の事を担当してくれている
40歳くらいのイケメンおじさんにも聞いてみました。

僕「武道家ってラーメン屋知ってますか?早稲田にある」

担当「ああ、知ってますよ。有名ですよね」

僕「やっぱり有名なんですね。食べたことありますか?僕は美味しいと思わなかったんですが。」

担当「ありますよ。あれ、なんであんなに人気なんでしょうね?w」

どうやら僕の担当者も不味いと思っていたみたいです。笑

つまり、武道家は美味しくないラーメン屋決定ということですね。
(何度も言いますがあくまで個人の感想です)

ただ、味が死ぬほど濃いので、
逆にもう1回食いたくもなるんですがね。笑

そして、なぜ武道家が繁盛しているのかをビジネス視点で考えてみました。

なぜ、ラーメン激戦区の早稲田で武道家は繁盛しているのか?

早稲田と言えば、かなりのラーメン激戦区です。

早稲田から高田馬場の方までちょっと歩くだけで、
恐らく10店舗以上のラーメン屋があります。

それほど、ラーメン屋で油臭い街なのですが、
なぜ、武道家だけはあそこまで人気なのか?
(色々な記事で取り上げられています)

これをビジネス視点で考えてみました。

立地が良くて目立っている

まず、立地がめちゃくちゃ良いです。

駅前で、学校の外に出たら、
すぐに武道家があってという感じに、
すぐに行けるような場所にあるのがいいですね。

それに、看板も簡単に見つけられるくらい目立っているので、

「あれは何…?」

という感じに目に入ります。

実際、僕は武道家って見ても何かわからなくて確認しました。笑

そして、人は1度?マークや疑問、不快感を感じたら、
それを解消したいと思う生き物なので、
何をしている店か確認するのです。

で、ラーメン店で、確認したら食べたくなってしまうという。

これを”認知的不協和”と言います。

これはビジネスの世界でよく使われています。

「1日15分の運動で痩せる方法を知りたいですか?」

と、疑問を頭の中に作り、
確認したいと思わせたりする心理技術です。

YouTube広告とか、テレビのCMとか、
普段の生活でもありますね。

武道家は立地がよく目立っているのが、
特に1番良いところかと思います。

飲食店で立地は物凄く大事ですもからね。

行列が出来ている

武道家はよく行列が出来ているのですが、
それほど人気店であります。

そして、この”行列”ポイントなんですよね。

僕もそうなのですが、人は人が集まる場所を見たら、
それが何かを確認したくなりますし、
気になるようになります。

要は、「行列が出来ているから気になってしまう」ということです。

これを「バンドワゴン効果」と言います。

例えば、「皆が行っている場所だから行きたい!」とか、
「皆が右と言ったら右が安心する」というように、
1人ではなく大衆が集まっている、
もしくは選んだ選択肢を人は選びたくなるというものです。

つまり、「行列が出来ているから行きたくなってしまう」ということですね。

これは誰でもあると思います。

  • 皆が持っているから欲しい
  • 人気のあるものだから欲しい
  • 行列の出来るラーメンは美味いに決まっている

ということを1度は思ったことありませんか?

これがバンドワゴン効果で、
ビジネスの世界ではかなり使われている心理技術です。

普段から行列が出来ていて、
皆が気になるような状況を作れているのが強いですね。

ラーメンを提供するターゲットが明確になっている

正直、これが1番大事だと思っています。

なぜ、行列ができるのか?というと、
美味しいと思う人がいるからで、
明確に「この人!」と決めたターゲットに向けたラーメンにしているのです。

誰向けかというと、「早稲田の学生向け」ですね。

早稲田の学生は、基本的に若い子が多いです。

それこそ20代前半ばかりで、
油ものが好きな人は多いでしょう。特に男は。
(ちなみに僕もめっちゃ好きです。笑)

その層だけが好いてくれるラーメンを提供してるのです。

若くて金の無い人でも沢山食べる事ができる味が濃いラーメンを提供することで、
何度も来店してくれるリピーターを獲得しているわけです。

ちなみに、ご飯は何回でも食べ放題なので、
学生には嬉しいですね。

このように、誰に提供するラーメンなのかを決めているから、
その”ターゲットに人気のラーメン屋”になれるのです。

ターゲットが明確になっているのが、
武道家の人気の秘訣でもあるのかなと思います。

武道家からわかることは「日常からビジネスは沢山学べる」ということ

最近行った不味いラーメン屋から色々なことが学べるのですが、
日常にマーケティングは沢山仕掛けられています。

「キャッチコピー」「商品」「セールスコピー」などなど、
日常にビジネスは沢山あるんですよね。

だって、全てのものが「売るため」
マーケティングを仕掛けてるからです。

だから、日常で商品、サービスを買う時は、

「何故自分がそれを買ったのか?」

「どうして欲しくなったのか?」

というのを、サービス提供者視点で見れると
日常から学ぶ事ができるので、毎日楽しくなりますよ。

これはインターネットマーケティングでも言えます。

世の中には大した内容を発信してなくても上手く行っている人はいます。

その人を見て、

「なんでこの人は人気なのか?」

「どうして上手くいってるのか?」

と、調べてみると、
かなり気づきはあると思います。

人間的には嫌いだけど、
成功してるから学ぶか・・・みたいなニュアンスです。

つまり、マーケティングを学ぶということですね、

これ、めちゃくちゃ大事なんで覚えておいてください。

日常をビジネス視点で見て、
全てを学びに変えていってもらえればと思います。

特に集客においては、
看板を魅力的にするのが飲食店でも
ネットビジネスでも大切です。

武道家も看板で興味惹きますしね。

看板はネットで言えばLPです。

魅力的なLP(看板)を作るならこちらのツールがおすすめなので、
集客を安定させたいなら使ってみるといいと思います。

最後に

今日は、早稲田の武道家という不味いラーメン屋から学べる事を話しました。

なぜ、繁盛しているのかがわかってもらえたかなと思いますし、
これらはネットマーケティングでも大事な要素なので、
ぜひ、覚えておいてもらえればと思います。

僕は・・・また気が向いたら武道家に行ってみます。笑

今はあまり気が向かないので、
忘れた頃くらいに行こうかな。笑

というわけで以上です。

では

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